50系プリウス ハイブリッドシステム故障

2020/05/21

トラブル 自動車

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この記事を書いた人:Toto

製造業で働くパパ。仕事・IT・ガジェットをテーマにブログを更新中。


ご覧になっている皆様、こんにちは。
私は2017年から50系プリウスに乗っている。


この記事を書いている2020年まで、不具合は何も無かったプリウス。
大満足のクオリティを誇る我がプリウスに、それは突然やってきた。


最初の異常



PCS警告灯 点灯


深夜走行中、「ピーッ」という音とともに突如、前面ディスプレイに"PCS警告灯"が点灯。


PCS 警告灯 黄色

*PCS警告灯 炎天下や極寒の環境、またはセンサーが汚れているなどの状況のため一時的に作動しない、またはプリクラッシュセーフティの異常がある場合に点灯または点滅します。→あわせてマルチインフォメーションディスプレイに表示されるメッセージを確認してください。※手動でOFFしたときも点灯します。



マルチインフォメーションディスプレイには「プリクラッシュセーフティ故障 販売店で点検してください」「ハイブリッドシステム故障 販売店で点検してください」の文字が交互に出るようになった。






カーナビにも車両警告として、「PCS」という文字が出ていた。



エンジン警告灯 点灯



エンジンON/OFFでも直らず、走行を続けていると鳴りやまない警告音とともに"エンジン警告灯"が点灯。



   エンジン警告灯
*エンジン警告灯 エンジンまたはトランスミッションシステムに異常があると点灯します。正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。


これは結構やばいのではないかと思っていたところ・・・

ハイブリッドシステム高温 出力制限中です」が表示される。なんと、低速走行時にアクセルを踏むとガクンガクンという感じでスムーズな加速が出来ない。


アクセルを通常よりも少し踏み込むとガソリンエンジンのみの走行になるためか、加速が可能だった。


ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください


この表示がマルチインフォメーションディスプレイに表示されるようになったので、一旦停車し、エンジンを切ってみた。
再度エンジンを掛けてみると、"PCS警告灯"のみの表示に戻っていたため、なんとかその状態で帰宅。トヨタへ連絡をするにも、この日はあいにくの月曜日。お世話になっているトヨタディーラーは定休日なので、翌日連絡をすることにした。



ディーラーで確認


連絡したところ、すぐに確認をしていただけるとのことなのですぐにディーラーへ。

30分ほどして、整備士の方が説明に来られた。

『原因が分かりました。小動物がですね…インバータのホースを噛んだようで冷却水が漏れていました。』

「インバーター」とは直流電力から交流電力を電気的に生成する電源回路のことで、バッテリーからの直流(DC)電流を交流(AC)電流に変換し、交流モーターを駆動する役割を担っている。現代のHVシステム制御に重要な部品となっている。

かなり驚きましたが、要約すると以下の通り。



①ハイブリッドシステムは12V~10Vの電圧が来ていれば正常と判定している。
②冷却水が来ないとインバータが役割を果たせない。
③小動物がインバータのホースを噛んでいた。
④冷却水が漏れていたせいでハイブリッドシステムが高温になっていた。


ログによれば8Vの電圧が来ていた為にハイブリッドシステムの異常を検知したらしい。


ちなみに、他の部品も小動物に喰われていた・・・


当然、このままでは危険なので1日プリウスをあずけることになった。
交換部品が翌日には確保できるそうなので良かった。




修理費用


出費 30,148円









この記事をご覧になっているということは、同じ境遇に合っているということだと思う。


同じ原因とは限らないので、すぐに販売店へ連絡して点検を受けるようにしよう。




こんな体験は初めてでしたが、ネット上にもあまり情報が無かったのでそんなに頻発する不具合では無さそう。