はじめに
私は高校時代に一度、ITパスポートを受験したことがあります。
結果は合格ラインに少し届かない程度でしたが…クラスには合格している友達も何人かいたので悔しい思いが強かったことをよく覚えています。
当時は最新技術からの出題は少なかったですし、スマホやTwitter(現:X)、LINEなどSNSが普及し始めた頃で、こういった時代背景が少し反映された程度の内容でした。
具体的な出題内容としては以下のようなものが挙げられます。
- クラウド技術(IaaS、PaaS、SaaS)の基本概念
- 情報セキュリティ(ファイアウォールや暗号化技術)
- オフィススイートやグループウェアの活用知識
しかし高校生の私にとっては敷居が高く、国家資格の取得を逃したことに後悔が残っていました。それから10年以上が経過し、今では製造系企業で役職に就き日々奮闘しています。
実務ではプログラミングやRPAを扱う機会も増えましたが、キャリアの次のステップを考えた時、IT以外の基礎知識…特にマネジメントや経営戦略の知識が弱いと感じていました。
そんな中、ふと目についた「ITパスポート特集」の記事が再挑戦へのきっかけになりました。
調べてみると、現代のITパスポートは「ITを活用する全ての社会人が身を守るべき基礎」であるとのこと。これこそ今の私に必要なものだと感じ、新たにチャレンジを決意しました。
勉強法と教材
まずは教材選びから始めました。
調査の結果、多くのサイトで高評価を受けている以下の教材を購入しました。
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『ITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集』(高橋京介著) |
分厚い教材を目にしたときは「少しずつ読み進めよう」という軽い気持ちでスタートしました。
しかし、受験日を決めずに始めたために1日5~10ページをダラダラと進む日々に…。
ここで学んだことは、「資格試験は受験日を先に決めるべきだ」ということです。期限を設けないと学習効率が落ちてしまいますね。
さて次のステップとして、Web問題「ITパスポート試験ドットコム」の過去問道場を活用しました。
特に過去3年の問題は必ず把握すべきとのアドバイスを多く目にしたため、重点的に取り組みました。
ところが、10月に入ってからシラバス更新の情報を知り、出題範囲に「DX推進」「AI(生成AI含む)」などの最新技術が追加されたことを知りました。
すぐに最新シラバスに対応した以下の新しい教材を購入することにしました。
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『令和07年ITパスポートの新よくわかる教科書』(原山麻美子著) |
これまで出てこなかった単語が意外とあって、買ってよかったなと思いました。
”絶対合格の教科書”は、試験合格に焦点が当てられていることもあり(決して悪いことではなく、大変良い教科書です)、頻度の高いものを確実に覚えるように作られていました。
こちらの教科書は、細かい部分の記載もあり分かりやすく理解度を上げることに貢献してくれました。もし受けたいと思っている方は、両方参照すると合格率が確実に上がると思います。
2種類の教科書を参考にして過去問をひたすら解き、最終的な正答率8割を目指して追い込みました。そして、11月に受験日を設定。準備を整えました。
試験と結果
試験はCBT形式ですが、CBT疑似体験ソフトウェアで操作に慣れていたおかげでスムーズに進められました。
結果は以下の通りでした。
総合評価点:1000点中【700点】
ストラテジ系:520点
マネジメント系:780点
テクノロジ系:765点
無事、1回合格を果たしました!高校の頃の再チャレンジ…リベンジを果たすことが出来ました。大きな達成感を得ることもできましたし、実務経験が試験勉強に活かされることをとても実感しました。
まとめ
ITパスポートは社会人として必要な基礎知識を網羅した国家資格であり、取得することで大きな自信につながります。特に社会人経験がある方にとっては、実務知識が試験勉強に活かされるため合格率が上昇する傾向にあります。
また、この資格勉強で得られる知識は資格取得の為だけでなく、自身の成長そのものに必ず役立ちます。興味がありましたら、ぜひチャレンジしてみてください!
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