コロナ禍となった2020年頃から、仕事での会議は一気にWeb会議中心になった。
現在では、会議の9割近くが Microsoft Teams を使ったWeb会議になっている。
そしてこの頃から、ヘッドセット探しが始まった。
「周囲の騒音をどうするか」
「ケーブルの煩わしさをどうするか」
「移動中でも使いやすいか」
「小声でもちゃんと拾うか」
環境が変わるたびに、求めるものも変わっていった。
今回は、2020年から2026年まで実際に使ってきたヘッドセットについてまとめてみる。
最初に使ったのは「Sennheiser PC 8 USB」
当時は80dB近い環境で仕事をしていたこともあり、マイク側のノイズキャンセリングを求めて購入した。
有線を活かした音質は非常に良く、特にマイク音質は今でも歴代No.1だったと思っている。
ただ、残念だった点が2つあった。
有線ケーブルの煩わしさ
仕事で毎日使う以上、ケーブルの存在感はかなり大きかった。
基本的にはデスクで使うので長さ自体は不要だったが、
- デスク上で邪魔になる
- カバンの中で絡まる
という問題があった。
カバン内の絡まりについては、
dodtazz のケーブルリールを使うことで多少改善した。
ヘッドホン側にANCがない
もう1つは、ヘッドホン側にアクティブノイズキャンセリング(ANC)が無かったこと。
前述の通り、当時の環境はかなり騒がしかったため、スピーカー音量をほぼ最大にする必要があり、それでも聞き取りづらさを感じていた。
2022年に購入した「Anker PowerConf H700」
これは2026年現在まで使い続けることになるほど、総合点が高いヘッドセットだった。
ワイヤレス化でかなり快適になった
Anker初のワイヤレスヘッドセットということもあり、有線の煩わしさから解放された。
Web会議中に少し離席したい時、そのまま移動できるのはかなり便利だった。
VoiceShieldとANC
H700には、AIノイズリダクションによって周囲の騒音を除去しながら人の声を大きく伝送する「VoiceShield」技術が搭載されていた。
さらに、アクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応。
周囲の騒音を検知してノイズを除去してくれるため、会議に集中しやすかった。
マイク音質については、PC8ほどではないにしても十分合格点。
Bluetoothだけでなく、USBトングルを使った2.4GHz接続に対応していたことも大きかった。
遅延も少なく、価格以上に満足度の高いヘッドセットだったと思う。
移動しながら通話したい
しばらくすると、「移動しながら通話したい」という用途も出てきた。
その場合、H700のようなイヤーカップ式は、
- 周囲の音が聞こえにくい
- 見た目的にも目立つ
という点が気になった。
片耳タイプとして購入した「MM-BTMH68BK」
ただしマイク音質はかなり厳しかった
一方で、マイク音質はかなり厳しかった。
周囲の音もかなり拾ってしまうため、重要な会議では使いづらかった。
また、原因不明だがBluetooth接続がスムーズにいかないことも多かった。
とはいえ、当初の「移動中に使いたい」という目的には合っており、特定用途では活躍してくれた。
2026年、環境が変わった
そして2026年。
Web会議の割合は変わらず、むしろ増えた気もするが、仕事環境が大きく変わった。
以前のような騒音環境ではなく、静かな環境になった。
そこで新たな問題が出てきた。
「人の声」が入ってしまう問題
騒音が無く、人の声だけが響く環境になると、マイクのノイズキャンセリングが逆に困り事になるケースが出てきた。
周囲の他人の声を、自分の声として認識してしまうことがあったからだ。
H700についてはAIが除去してくれる仕様だったが、完全ではなかった。
H700の接続不安定問題
さらに、Windowsアップデートの影響なのか、USBトングル接続が数分おきに途切れる現象が頻発。
仕方なくBluetooth接続を使うようになったが、
- 音質
- 遅延
ともに妥協が必要だった。
そこで次のヘッドセット探しが始まった。
しかし、欲しいものが見つからない
ところが、自分の欲しい条件を満たす製品がなかなか見つからなかった。
探していたのは、
- ワイヤレス
- マイク側・ヘッドホン側のノイズキャンセリング
- インイヤー式
といった条件。
しかし市場を見ると、骨伝導やオープンイヤー型がかなり増えていた。
骨伝導は合わなかった
ただ、自分には骨伝導は合わなかった。
音量に比例して煩わしさを感じやすく、さらに音漏れも気になった。
周囲で使用している人も増えていたが、かなり聞こえるケースもあり、
- 情報漏洩リスク
- 周囲への配慮
の両面で気になる部分があった。
また、周囲への配慮から小声で話すケースも増えたため、口元近くにマイクブームが欲しかった。
しかし、その条件を満たす製品はかなり少なかった。
最終的に見つけた2機種
色々探した結果、候補として見つけたのが2機種である。
どちらもオープンイヤー型で、長めのマイクブームを搭載している。
「本当にこれで大丈夫なのか?」と思いながら、実際に購入して比較してみた。
Earaku MicCuff J200
| Earaku MicCuff J200は、Web会議や電話向けに特化した片耳オープンイヤーヘッドセットである。 |
本機は「片耳オープンイヤー型の通話特化ヘッドセット」だ。耳を完全に塞がないので圧迫感が少なく、Teams会議や電話をしながら周囲の音も自然に聞こえる。ブームマイクが口元近くまで来るため、一般的な完全ワイヤレスイヤホンより“通話機器感”が強く、相手側にも声が届きやすいタイプ。
その代わり、音楽を高音質で楽しむ方向ではなく、低音の迫力や没入感を求めると物足りなさはある。ANCヘッドホンのように静寂を作る製品ではないので、「周囲を遮断して集中する」というより、「周囲を把握しながら仕事する」用途向け。
長時間装着でも比較的疲れにい構造なので、在宅勤務や事務作業、工場・倉庫系の現場通話用途とは相性が良い製品だと思う。
Nuroum OpenEar Pro 2
比較結果。Nuroum OpenEar Pro 2の方が良かった
結論としては、値段が1万円ほど高いNuroum OpenEar Pro 2 の方が良かった。
特に違いを感じたのはマイク音質。
Earaku MicCuff J200は少し籠ったような音になりやすかったが、Nuroum OpenEar Pro 2はかなりクリアだった。
さらに、
- USBトングルによる2.4GHz接続
- 接続安定性
も大きな差だった。
会議中のストレスがかなり少なかった。
気になる点もある
一方で、Nuroum OpenEar Pro 2は耳の対耳輪あたりが痛くなることがある。
まだ使用し始めて間もないため、装着方法の問題かもしれない。
ただ、気になっていた音漏れについては、現時点では特に問題は感じていない。
しばらく使いながら、継続して様子を見ようと思っている。
まとめ
2020年から2026年まで、かなり色々なヘッドセットを試してきた。
振り返ってみると、
- 騒音環境
- 静かな環境
- 移動しながら使う
- 小声で話す
など、環境によって求めるものがかなり変わっていたと思う。
そして2026年現在、自分の用途に最も合っているのはNuroum OpenEar Pro 2 だった。
今後また環境が変われば、求めるヘッドセットも変わるのかもしれない。
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